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日商簿記検定3級試験合格のための過去問分析法

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あなたは、日商簿記3級試験の1ヶ月前から何をすべきかについて迷っていないでしょうか?

本試験の3ケ月前から受験のスタートを切り、TAC·クレアール·ユーキャンなどの通信講座で基礎固めが終わっていれば、最後の1ケ月で徹底的に過去問分析することが合格のコツです。

なぜなら、日商簿記検定3級試験に合格するためには、①基礎を徹底的に作ることと②試験の傾向を把握して対策することが必須だからです。

100点中70点とれば合格します。徹底的に基礎を作っておけば、最低でも60点は取れます。そして、最終の締めとして過去問分析をして試験対策をすることで、5~15点プラスすることができます。

そこで、本ページでは単純化したモデルを使って、締めとして行うべき過去問分析法を示していきます。

Contents

過去問の解き方

「過去問を解き始める時期」「過去問分析のポイント」「過去問を分析した結果として把握すべきこと」に関しては、『簿記検定3級の対策ー過去問を解く時期・分析ポイント・把握すべき内容ー』をご覧ください。

本試験1ケ月前に、合格率が40%近辺の回の過去問を1回分解いてください。ここからが過去問分析のスタートです。

過去問の総合分析法

その結果、問題毎の合格の判断の目安としては、各問題で何割点数がとれるかがポイントです。以下の表をご覧ください。

点数 割合  判定 対策
80点 8割以上 合格 『間違いノート』※の充実
70点 7割以上 総合問題を解く
60点 6割以上 あと一歩 過去問の徹底分析
50点 5割以上 不合格 個別論点問題の解き直し
49点以下 5割未満 個別論点からやり直し

※私(管理人)は、『問題集 間違いノート』『模試 間違いノート』『過去問 間違いノート』の3冊の作成をおすすめしています。上表での『間違いノート』は、過去問を解いた際に間違えた箇所を自分の言葉でノートに書いていく『過去問 間違いノート』を指します。以下、同じです。

上表のどの段階にいるかによって、残り1ケ月の対応の仕方が異なってきます。

チェックポイント

8割以上正答の場合は合格ですので、続けて過去問を解いていってください。

7割以上の場合は、ぎりぎり合格です。自信のない個別論点だけは確認しておきましょう。

6割以上の場合は、第1問から第5問のうち、どれができなかったのかにより対応方法が変わってきます。次の項目「過去問の問題別分析法」で詳しく説明していきます。

5割以上6割未満の場合は、総合問題ができなかった場合は第3問と第5問を分析してください。個別論点ができなかった場合は、5割未満と同じ手順となります。

5割未満の場合は、個別論点からやり直してください。具体的には、テキストと問題集のやり直しになります。

問題への対応方法が全くわからない場合は、本試験受験は次回に伸ばして通信講座を受講すべきです。

過去問の問題別分析法

第1問~第5問毎に過去問分析を行ってください。

「どの問題ができなかったか」によって打つべき対策が異なります。

第1問 仕訳の理解・暗記

仕訳問題が5問あり、配点は20点です。

4問あっていれば合格です。4問未満であれば、仕訳の理解・暗記をし直してください。以下に、正解数毎にやるべきことを目安として示します。

正解 点数 割合 合否 対策
5問 20点 10割 合格 『間違いノート』の充実
4問 16点 8割
3問 12点 6割 あと一歩 過去問「仕訳問題」の分析
2問 8点 4割 不合格 問題集解き直し→テキスト該当箇所を読んで理解→暗記
1問 4点 2割 テキストを読み直して理解→暗記
0問 0点 0割 通信教育の受講

チェックポイント

3問以上の正答であれば、残り1ヶ月の踏ん張りで十分合格の可能性があります。

2問以下の正答の場合は、基礎から徹底的にやり直しをしなければなりません。

正解が0問の場合は、学習をしていないか独学の甘さがあると考えられます。したがって、専門学校の通信講座を受講しなければ合格は困難でしょう。仕訳は簿記の基本です。

第2問 帳簿・勘定記入の理解・慣れ

補助簿の理解度合いを試されることが多いです。以下の表を参考にして、今後の対策を立ててください。

正解 点数 割合 合否 対策
5問 10点 10割 合格 『間違いノート』の充実
4問 8点 8割
3問 6点 6割 あと一歩 過去問「帳簿・勘定記入問題」の分析
2問 4点 4割 不合格 問題集解き直し→テキスト該当箇所を読んで理解→暗記
1問 2点 2割 テキストを読み直して理解→暗記
0問 0点 0割 通信教育の受講

帳簿(主要簿・補助簿)がそのまま出題された場合には、次の2パターンを意識して同傾向の問題が出題されたときには確実に得点してください。

チェックポイント

パターン 補助簿の種類 対策
1.複数帳簿 5種類出題 不正解の補助簿があなたの不得手な帳簿です。テキストの該当箇所を読み、理解し直してください。
2.単一帳簿 1種類出題 1つの補助簿の論点をすべて問われています。該当する補助簿で間違えた部分の学習をし直してください。

第2問は帳簿問題以外には、「勘定記入」に関する問題が出題されることもあります。

第3問 試算表の理解

決算整理仕訳前の試算表作成ができることを意識してください。

正解 点数 割合 合否 対策
10問 30点 10割 合格 『間違いノート』の充実
9問 27点 9割
8問 24点 8割
7問 21点 7割 すれすれ合格 過去問仕訳問題の分析
6問 18点 6割 あと一歩 過去問「合計残高試算表・総合問題」の分析
5問 15点 5割 もうひと踏ん張り 問題集解き直し→テキスト該当箇所を読んで理解→暗記
4問 12点 4割 不合格

 

3問 9点 3割 テキストを読み直して理解→暗記
2問 6点 2割
1問 3点 1割 通信教育の受講
0問 0点 0割

第3問の総合問題は決算整理前なので、デイリーの仕訳と勘定科目毎の合計と残高の把握ができているかが試されています。

チェックポイントは、以下のとおりです。この3ポイントのうち、間違えた箇所の比重がどこに大きいかによって対策の打ち方が異なってきます。NO1~3は、問題を解く順序です。

チェックポイント

NO 項目 原因 パターン 対策
1 仕訳 決算整理仕訳前のデイリー仕訳の出来が悪いことが原因で点数を落とした場合は、簿記3級の基本ができていないことになります。 上表で5割を切る場合 個別論点の復習が必要です。
上表で4割を切る場合 最初から学習しなければなりません。自分で学習することが苦しい場合は、通信講座を受講してください。
2 科目毎の合計金額 仕訳から総勘定元帳への転記が間違えていること デイリー仕訳がほぼできていて、合計金額ができていない場合 問題集で元帳転記問題をやり直す
それぞれの総勘定元帳への転記はあっているにもかかわらず、集計ミスをしていること=借方・貸方毎の計算ミス とにかく計算ミスを防ぐことです。過去問を多く解き、試験慣れする対応となります。
3 科目毎の残高金額 最終の残高試算表の計算段階での計算ミスです。 1.と2.がすべてクリアーできていてこの段階まできているなら、8割は確保できていると考えられます。

第4問 伝票の理解・書くことの徹底

仕訳をする伝票の書き方を理解していることが試されます。

正解 点数 割合 判定 対策
5問 10点 10割 合格 『間違いノート』の充実
4問 8点 8割
3問 6点 6割 あと一歩 過去問「伝票会計」の分析
2問 4点 4割 不合格 問題集解き直し→テキスト該当箇所を読んで理解→暗記
1問 2点 2割 テキストを読み直して理解→暗記
0問 0点 0割 通信教育の受講

回によって10問あったり5問あったりと異なりますが、ここでは通常のパターン(5問×各2点)を想定しました。

次のポイントをチェックして、間違えた箇所が何かを把握して対策をしてください。

チェックポイント

ポイント 項目
1.3伝票 vs 5伝票 3伝票制と5伝票制の違いが分かっているか?
2.3伝票 入金 3伝票制の入金伝票の起票方法がわかっているか?
3.3伝票 出金 3伝票制の出金伝票の起票方法がわかっているか?
4.3伝票 振替 3伝票制の振替伝票の起票方法がわかっているか?
5.3伝票 一部現金 3伝票制の一部現金取引の起票方法がわかっているか?
6.5伝票 仕入 5伝票制の仕入伝票の起票方法がわかっているか?
7.5伝票 売上 5伝票制の売上伝票の起票方法がわかっているか?

すべて3伝票制の設問の場合は、上表1~5が問われる5問のケースが代表です。

5伝票制の場合は、全5問であれば上表の2と3、6と7がセットになり、5問のケースが出題として考えられます。

第4問に関しては、伝票会計以外に「用語の理解」が問われる場合もあります。

第5問 決算整理仕訳・推定問題への対応

決算整理仕訳を正確に行えれば、5割を切ることはありません。その他に必要なことは、次の通りです。

正解 点数 割合 合否 対策
10問 30点 10割 合格 『間違いノート』の充実
9問 27点 9割
8問 24点 8割
7問 21点 7割 すれすれ合格 過去問「仕訳問題」の分析
6問 18点 6割 あと一歩 過去問「合計残高試算表・総合問題」の分析
5問 15点 5割 もうひと踏ん張り 問題集解き直し→テキスト該当箇所を読んで理解→暗記
4問 12点 4割 不合格
3問 9点 3割 テキストを読み直して理解→暗記
2問 6点 2割
1問 3点 1割 通信教育の受講
0問 0点 0割

デイリー仕訳の理解は第3問で測定されているので、第5問の総合問題は決算整理仕訳を正確に行えることが前提です。

チェックポイントは、以下の4点です。

チェックポイント

ポイント 項目
1.総合力 総合問題を解く力があるか?
2.未記帳理解力 未記帳取引を正確に行って、貸倒引当金の計算などに考慮ができているか?
3.取引推定力 仕訳推定問題を総合問題として、正確に反映できるか?
4.逆進推定力 逆進問題に対応して、簿記一巡の取引仕訳が頭の中に入っているか?

まとめ

以上、過去問分析の方法を示してきました。回によっては各問題の点数が前後2点程度変化することがあります。また、各問題の小問数が変わることもあります。しかし、このページでは平均的な配点を前提に解説してきました。

まず、過去問を解きます。

次に、100点満点中何割とれたかにより、総合的に判断します。これで、第1問~第5問のうち得意分野と不得意分野が明確になります。

最後に、全5問のうちどの問題ができなかったかを把握した後、問題別に対策を打ちます。今回は全5問に関して代表的に出題される項目で、獲得点数割合をポイントに示しました。他の問題が出る可能性もありますが、本ページでの基準で判断していただいて全く問題ありません。

また、各問題で獲得できた点数や割合で残り1ケ月の対応が異なってきます。8割できていれば、過去問をどんどん解いて分析をして、合格に近づけてください。

合格率が40%以上の回の過去問を解いた結果が、100点中8割正答していれば合格する可能性は大きいです。6割以上の得点であれば、最後の過去問分析を徹底的に行うことで合格の可能性があります。4割を切るようであれば、基礎から学習を積み上げる必要がありますので通信講座をきっちり受講すべきです。2割を切るようなら、次回受験に切り替えたほうがよいでしょう。

本試験まで1ケ月残す段階になると不安を感じるものです。本ページを目安にして過去問を分析することで、不安感を払拭でき本試験まで突っ走ることができるでしょう。

日商簿記検定3級試験まであと1ケ月になったあなたが、本ページの過去問分析方法を実践することで合格を勝ち取られることを私(管理人)は切望しております。

通信講座を受講する人としない人では差がつきます。

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(資料請求は、無料です!)

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