高校生のあなたは、将来「どんな仕事に就いて」「どのようにキャリアを積んで」社会で活躍したいと考えていますか?
「今はまだ遊んでいたい」「もう少ししたら考える」と思っていないでしょうか?そんなあなたにおすすめな資格が『日商簿記検定3級・2級』です。『3級』は簿記通信講座を受講して学習すれば半年でラクラク合格できます。
特に商業高校に通っている場合には、ビジネス基礎や簿記を授業で学習しているため学校の試験対策にもなり、一石二鳥です。
そこでこのページでは、高校生のあなたに将来のキャリアのベースを作る『日商簿記検定』の通信講座のうち、大原学園を詳しく説明していきます。
Contents
大原学園の特徴
大原簿記学校という学校名でスタートしたことからもわかるように、簿記のに教育に力を入れている学校です。
【略歴】
1957年 各種学校・大原簿記学校創立
1982年 学校法人・大原学園に組織変更
2006年 大原学大学院大学を開学
2009年 大原学園高等学校
【会社形態】
学校法人です。
専門学校生の場合は、定期に学割がききます。一方、同じ専門学校でもTACは株式会社の形態をとっており、学割はききません。
なぜ高校生に大原の通信講座が向いているか?
大原が高校生に向いている理由は、次の4つです。
1.学校法人であること
大原学園は創立する段階からの「学校」としてのスタンスがあるため、商業専門の学生向きといえます。
2.モチベーションアップにつながること
特に商業高校生にとっては「学校の授業科目の補強になること」「将来のキャリアを作る基礎になること」から、モチベーションもあがると思います。
特に商業高校生に適している理由
- 学校の勉強にも役に立つ
- 大学推薦に有利
- 専門学校のつなぎにもなる
- 将来のキャリアが描きやすい
3.親からの支援が受けやすいこと
高校生のうちから将来のキャリア形成の地固めを我が子がすることは、親としては喜ばしいことと思います。大原学園は金額が少し高めですが、子供の将来の成長のためであれば、親は惜しみ無く学費を出してくれるでしょう。
4.教師と距離が近いこと
学校法人の特色を活かして教師との距離感が比較的近く、相談しやすい環境にあります。大原学園の簿記講師は基本的に「先生」です。結果、先生と生徒の関係が色濃く存在するため、高校生にとっては受け入れやすいでしょう。
面白裏話ー先生との付き合いー
当時社会人になり立てだった私は、講義後に簿記の先生と一緒に飲み会に行く距離感でした。
これが、大原のよさです。
講義受講は、確かに大切です。
しかし、それ以上にお酒に酔っていろいろ面白い話が聞けたことが、今ではいい思い出です。
ちなみに、当時は教室講座がメインでした。フルタイムで働いていた私は体力的に厳しかった記憶があります。今なら、日商簿記検定3級は通信講座を受講します。
以上より、高校生が日商簿記検定試験を目指すためには、『学校』としての教育システムのしっかりした大原学園の通信講座は非常に向いているといえます。
大原で簿記通信講座を受講するメリット
1.質問に対する丁寧な回答
大原の講師は『先生』であるため、善き相談相手足りうる安心感があります。
参考になりますが、以下は私の質問に対する回答です。少し難しい話になりますが、私は「金融商品会計」の実務に踏み込んで質問してみました。例としてはゴルフ会員権の処理などについて質問し、丁寧な回答を次のようにいただきました。
いかがでしょう?
非常に丁寧な回答だということがおわかりいただけると思います。
(参考)実務講座もラインナップにある
資格の大原はTACと並ぶ2大簿記専門学校ですので、大原では講座のラインナップが充実しています。
簿記の学校からスタートしているため高校生向けの講座は確かに強いのですが、実務に役立つ講座も別途準備しています。
簿記検定試験合格後に「実務講座」を受講すれば、社会で役に立つ実務を身に着けることができます。結果として「決して理論的な講座のみではない」ことも補足しておきます。
簿記検定資格はアカデミックに学習し、実務は実践を意識した「実務講座」を学ぶことで社会で役に立つスキルを磨くことができます。
※しっかりとした伝統のある教育機関であるだけに、大手のライバル校に比べるとコストは少し高めになります。
2.通学時間ゼロ(専門学校への通学時間をかけなくてすむこと)
高校生は、学校の「授業の予習」「復習」「部活」「友達付き合い」で忙しいでしょう。大学生と異なりダブルスクール(=学校と専門学校の両方に通うこと)は時間的に厳しく、専門学校に通う時間の捻出に苦労すると思います。
そこで、学校法人の簿記の先生が作成した通信講座の教材を使って、日商簿記検定3級・2級を学ぶことで、専門学校への行き来の時間がなくなります。その結果、時間に余裕ができることになります。
大原をステップにした将来のキャリアの描き方
高校生の将来のキャリアパスは、次のようになります。働く年齢が早い順に書いていきます。
- 高校卒業➡会計事務所に就職
- 高校卒業➡一般の会社に就職
- 高校卒業➡会計系の専門学校に2年間通学➡会計事務所に就職
- 高校卒業➡会計系の専門学校に2年間通学➡一般の会社に就職
- 高校卒業➡会計系の専門学校に2年間通学➡税理士・公認会計士講座を受講し2~4年間勉強に専念➡(合格)➡会計事務所に就職
- 高校卒業➡短大進学(2年間)➡会計系の専門学校に2年間通学➡会計事務所に就職
- 高校卒業➡短大進学(2年間)➡会計系の専門学校に2年間通学➡一般の会社に就職
- 高校卒業➡総合大学進学(4年間)*1➡在学中に税理士・公認会計士講座受講*2➡(合格)➡一般の会社に就職
- 高校卒業➡総合大学進学(4年間)*1➡在学中に税理士・公認会計士講座受講*2➡(合格)➡中小会計事務所に就職
- 高校卒業➡総合大学進学(4年間)*1➡在学中に税理士・公認会計士講座受講*2➡(合格)➡大手会計事務所に就職
- 高校卒業➡総合大学進学(4年間)*1➡在学中に税理士・公認会計士講座受講*2➡(合格)➡ビジネスを立ちあげる*3
*1.できれば、高校生のうちに「日商簿記検定3級➡2級」まで取得して、推薦に有利な状況を作ってください。
*2.大学在学中に大学と専門学校のダブルスクールにして、社会に出るとサクセス・ストーリーが待っています。
*3.ビジネスを立ち上げる場合でも何もない状況からスタートするのでなく、計数感覚を持って自分でビジネスを行うほうがうまくいく可能性が高くなります。
大原のお得情報
会計のプロを目指す、つまり「公認会計士」を目指す場合には、通学定期が利用できます。
これは金銭的に厳しい場合には朗報でしょう。ただし、講座と受講場所は限定されます。
【対象講座】
・通学講座一発合格パック(当然、通学の場合のいです)
【通学場所】
・東京水道橋校
・大阪校(新大阪)
・難波校
・京都校
・神戸校
まとめ
以上、大原学園の特徴と通信講座を利用したときのメリットを記してきました。
大原学園は学校法人であること。つまり、学校なので高校生にも馴染みやすいです。教育が重視されていて、会計専門学校の大学院、いわゆる「会計大学院」も用意されています。
その意味では、同じ専門学校でもTACとはスタンスが異なります。大原は教育を重視しており、TACは社会に出てから実務に役だつことに力点が置かれています。
逆に、通学する生徒は大原には社会人通学が多く、TACには大学生通学が多い傾向があります。その理由は、高校を卒業して2年間通ういわゆる専門学校が大原にはあるからです。一方、TACは一般の大学に通いながらダブルスクールとして利用することがメインのため大学生が多い傾向があります。さらに、仕事のかたわら通学して勉強をするタイプは大原が多くなります。
ただ、いずれも資格に合格することを一番の目標にしていることには変わりありません。
面倒見のいい大原の先生を信じて、簿記資格を取得して簿記を武器にしてから仕事に就くと、道がパッと開けます!
よい学校の環境に身を置いて簿記資格に是非チャレンジしましょう。