簿記検定試験本番を明日に控えたあなたは、前日に何をして当日を迎えたらよいか不安に感じていませんか?
簿記検定試験を迎えるまでに何ケ月もの間、がまんを積み重ねて簿記の学習をしてきたものと思います。だからこそ最高の状態で本番を迎え、合格を勝ち取るべきです。なぜなら、全神経を集中して本試験にのぞまないと後悔が残りますし、余計なことに気をとられて普段の実力を発揮できない恐れがあるからです。
そこでこのページでは、簿記検定試験を明日に控えたあなたの精神を落ち着けて全精力を試験に向けられるように、最終のチェックとして本試験当日に持参する持ち物を示します。「試験日前日までに確認・準備しておくこと」と「試験日当日の知っておくこと」を記します。
Contents
試験日の持ち物リスト:8点
試験日当日の持ち物を確認しておきます。試験日前日に確認してください。
【持っておく必要のあるもの:8点】
1.受験票
受験票を忘れると、いくら実力があっても受験することすらできません。必ず前日にかばんに入れてください。
2.身分証明書
受験票を忘れたときの本人確認票として持っておきましょう。運転免許証・パスポート・社員証・学生証などを持っていればよいです。
【必要要件】
- 氏名
- 生年月日
- 顔写真
※小学生以下の方は不要。最近は、小学生の方も受験されています。
※身分証明書がない場合は、受験地の商工会議所に相談してください。
3.電卓・そろばん
使い慣れた電卓は、絶対に忘れないでください。故障することは考えにくいですが、同じ電卓を2台持っていてもよいくらいです。
【試験会場で使用可能な機能】
- 計算機能(四則演算)のみ
- プログラム機能に該当しないもの(具体的には次の5機能)
①日数計算
②時間計算
③換算
④税計算
⑤検算 (音の出ないものに限る)
【試験会場で使用禁止の機能】
以下の機能がある電卓は、試験会場に持ち込むことができません。
- 印刷
- 出力
- メロディー(音の出る)機能
- プログラム機能に該当するもの(具体的には、次の機能)
①関数電卓等の多機能な電卓
②売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓
③辞書機能(文字入力を含む)
4.シャープペンシルと替芯、鉛筆
問題を読んで解答をする時に絶対使います。HBかBの黒のみです。1セット余分に持っておくとよいでしょう。念のため、鉛筆も持っておきましょう。
5.消しゴム
間違えた箇所をきれいに消すことがケアレスミスを防ぐことにつながります。また、採点者に見ていただくと言う意味でも、できる限りきれいに解答することを心がけてください。
6.腕時計
簿記検定試験は、時間配分が非常に大切です。教室に掛け時計がない場合もありますので、ご自身の時計を持っておきましょう。
7.間違いノート
試験日当日に安心できるように、持参しましょう。精神を落ち着けるための道具と考えてくだだい。
8.2級の受験票への顔写真貼付
・写真が必要
・縦4.5X横3.5cmの顔写真を貼付
【持っていく必要のない筆記用具:3点】
試験場に持ち込み可能な筆記用具は、「鉛筆」「シャーペン」「消しゴム」だけです。したがって、学習段階で以下のようなやり方をしていても本番では持ち込むことはできません。
1.ボールペン
問題を解く際に、赤のボールペンで重複仕訳を消すというようなルールを決めている場合があると思います。自分なりのルールはルーティンとして継続して練習問題に取り組んできたと思います。しかし、本試験には持参不要です。
2.ラインマーカー
問題を解く際に、黄色、青、ピンクなどのマーカーを問題文にマーキングして解くことを習慣にしていると思います。しかし、本試験には持参不要です。
3.定規
練習問題や過去問を解くなかでT字勘定を書く際に、定規を使って勘定記入することがあると思います。確かに、きれいに書くと間違いが少なくなります。しかし、本試験では定規の持ち込みはできません。したがって、練習段階でフリーハンドできれいに勘定記入をする癖をつけておくべきでしょう。
試験日の注意点
試験当日を迎えるまでに、何ケ月も簿記検定試験の学習に時間と費用をかけてけてきているはずです。だからこそ、試験当日は何も気にせず試験に集中できる環境を作って、最高の結果を出すことに神経を集中させましょう。
注意点としては、上に掲げた必須の持ち物以外に次のようなものを前日までに用意・確認しておきましょう。
【試験日前日までに用意・確認すること:7点】
1.交通機関の時間の事前確認
突発的な事故で電車が遅延することもあり得ます。念のため、複数の行き方を調べておきましょう。特に、2月の試験日には大雪でダイヤの乱れも考えられます。
2.現金・定期券
交通機関が使えないケースは、タクシーを利用する可能性があります。試験場までタクシーで行けるだけの現金は持っておきましょう。
ただ、公共交通機関を使用していないと「遅延証明書」をもらえません。突発的事故や大雪による交通機関ストップの際は、その場での判断が必要です。開始時間が遅れる場合がないとも言えません。問い合わせ先の電話番号は必ずもっておきましょう。
3.スマートフォン・携帯電話
上記2の場合はすぐに問い合わせをしましょう。その際に使えるように、スマートフォンか携帯電話を必ず持っておくべきです。持っていれば、電車やバスの経路、時刻表を確認できますし、最寄り駅からの地図もすぐに調べられます。
4.洋服
明日来ていく服を前日に用意して、枕元においておきましょう。いわゆる戦闘服です。
5.ハンカチ、ティッシュ
細かいようですが身の回りや体調を整えるものとしてもっておきましょう。
6.目薬、リップクリーム
使い慣れたものを持参して体調管理に使いましょう。
7.スリッパ、膝掛け
試験場は土足禁止の場合もありますし、2月本試験の際は部屋が寒い場合もあります。普段の精神状態を保つには、温度調節などを行って気がそれないようにすることが大事です。
要するに試験当日目が覚めたときに、何も考えなくても済む状態にしておくことが非常に大切です。普段当たり前に行っている「洗顔」「歯磨き」「朝食」以外のことは前夜に準備しておくことです。
そのためには、上記1.~7.のものを前日に用意しておきましょう。
【試験日当日の配布物:1点】
1.計算用紙の配布
試験日当日には、検定試験会場で計算用紙が配布されます。事前に知っておくことで、計算用紙を有効に活用できるでしょう。
【初級・3級・2級】
・A4サイズ1枚
【1級】
・「商業簿記・会計学」で1枚
・「工業簿記・原価計算」で1枚
まとめ
以上、本試験当日に持参する持ち物と注意点を示してきました。
ここまで来れば、今まで積み重ねた自分の努力を信じてください。あとは、本試験にいかに集中できる環境を作れるかが重要なポイントです。不安感を取り除くために、持ち物チェックすることは大切です。
このページで示したことを本試験前日にすべてチェックして、忘れ物がないようにして持っている力を出し切ってください。たとえば、「消しゴムを忘れてしまったので、ミスなく解答しなければならない」というような余計なことに気を遣って後悔しないようにしましょう。
私(管理人)は、この記事を読まれたあなたが最高な環境のもと簿記検定試験に挑み、合格することを心から応援しています。必ずや合格を勝ち取ってください。