簿記検定3級を学習してきて、試験に合格することを目指している方は、試験日がせまってきた直前期にどのようなスケジュールをたてて自己管理をしていけばいいか不安があると思います。
簿記検定3級試験は、基礎期・実力養成期・直前期に分けることができます。基礎期・実力養成期は、専門学校のカリキュラムに身をゆだねてください。その理由は、ご自身でスケジュールをたてることに慣れていないとおもわれることとカリキュラムの方向性を間違うと合格までの道が遠ざかってしまうおそれがあることとの2点が挙げられます。
私には、簿記検定3級試験に合格するまでに1年以上かかった友人がいます。通常真面目に勉強すれば3~6ケ月で合格できる資格に、なぜ1年以上かかってしまったのでしょうか?それは自分でやみくもに計画をたてて、誰のアドバイスも受けずに資格試験にチャレンジしてしまったからです。
たとえば、簿記検定の通信講座を受講している方であれば、演習問題を解いた後に不明点があれば講師に質問できる制度があります。さらに、スケジュールの管理はすべて専門学校にまかせておけば、特に自分で気をつける必要もありません。カリキュラムがない場合には、WEBメールなどで講師に質問すればいいのです。通信講座で学習すれば、迷いなく簿記検定3級試験の勉強に専念できます。というわけで、基礎期・実力養成期は専門学校にお任せしましょう。
そこで、このページでは基礎期・実力養成期を通信講座で学習し、簿記検定3級の試験が控えていて受験まで1ケ月半を切った方に、直前期のスケジュール管理法について、詳しく紹介していきます。
Contents
試験1.5~1ケ月前のスケジュール管理
簿記検定3級の試験に合格するためには、以下のように時間管理をしつつ勉強に取り組むと効果的です。
試験まで1.5~1ケ月前には講義⇒問題集を解く⇒不明点を講師に質問を繰り返して、疑問点を一つ一つなくしていくようにしてください。
試験1ケ月前となると、ほぼカリキュラムは終わりに近づいていると思いますので、とにかく問題を解きまくることが必要な時期です。
試験1ケ月~2週間前のスケジュール管理
専門学校の講義では、簿記3級試験合格に必要な単元をほぼ学習していますので、解いた問題集の『問題集 間違いノート』を作成します。
また、公開模試は必ず受けるようにしてください。そして、大切なことは、『模試 間違いノート』を作成してください。
試験2週間前のスケジュール管理
試験2週間前では、いままでの総復習として、1⃣『問題集 間違いノート』と2⃣『模試 間違いノート』を使って、間違えた箇所を解きなおしてください。
試験2週間前では、いままでの総復習として、『問題集 間違いノート』と『模試 間違いノート』とを使って、間違えた箇所を解きなおしてください。そして、解きなおした後、テキストの該当箇所に目を通してください。その際、テキストの余白に自分の字でポイントが書き込みされていると効果が大きくなります。これを繰り返し行うことが大切な時期です。
そのほかにも、過去問を3年間分(合計9回分)を時間を計りながら解いてください。なぜなら、過去問を3年間分を時間を計りながら解くことで、試験本番での感覚を事前に知ることができ、なおかつ、試験の傾向把握をすることができるからです。間違えた箇所は、3⃣『過去問 間違いノート』を作成してください。
このとき、3冊の間違いノートに、あなたの理解が不足している点と間違えて暗記していた点とを赤ペンで書いておくことをお忘れなく!
試験前日
試験前日は、『問題集 間違いノート』『模試 間違いノート』『過去問 間違いノート』の3冊のみ読み返します。
試験当日
試験当日では、とにかく落ち着いて試験を受けることが大切です。
なお、試験会場に持参するのは、『問題集 間違いノート』『模試 間違いノート』『過去問 間違いノート』の3冊のみです。(余計なことは考えないようにすることが目的です)。
この3冊のノート作成による直前期のスケジュール管理法は、ぜひ試していただきたいと思います。私(管理人)は、この管理方法で簿記検定3級試験を突破できました。
まとめ
以上のように、簿記検定3級試験合格のために受験直前期を効果的に過ごす方法を述べさせていただきました。
簿記検定3級は、甘く見てはいけませんが、3ケ月から半年程度努力すれば合格できる資格です。早い場合は、1ケ月で合格する方もいらっしゃいます。せっかく実力を着実につけてきたにもかかわらず、直前期の過ごし方を間違えると合格が遠のいてしまいます。長く時間がかかった結果、モチベーションの維持が困難になり合格までの時間が長くかかってしまう恐れがあります。
自分を徹底的に管理をすることが合格のための最大のポイントとなります。そこで、直前期のスケジュール管理にフォーカスをあてて説明させていただきました。
このスケジュール管理には私は絶対の自信があります。試験が近づくにしたがって不安がなくなっていくような時間管理術となっています。受験直前期をみかえられた方は、このスケジュール管理方法を実践して、簿記検定3級試験にぜひとも合格していただきたいと思います。