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キャリア形成のために簿記資格が必要な理由とは?

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なぜ、キャリア形成のために『簿記』が必要なのでしょうか?

それは、個人でビジネスをする際にも、組織に属して企業人として仕事をする場合でも、『簿記』をベースにした数値で判断することが必要不可欠だからです。

たとえば、高校生なら「親からもらう小遣いを貯めてもギターを買うのにあと10万円足りないから、アルバイトを3ケ月する」といったことを判断するときなどに使うでしょう。また、社会人ならマイホームを購入するための「頭金」「ローン残額」「ローン期間」「月返済額」などを計算するときに『簿記』の知識が必要になります。

こういった数値感覚を持っていると「趣味にかけるお金」「生活設計」だけでなく「仕事に役立てる」ことができます。つまり、『簿記』を習得することで仕事の道が開けるのです。

そこで、このページではキャリア形成のために効果の大きい簿記検定資格取得について記していきます。

Contents

なぜ簿記がキャリア形成に必要か?

個人でビジネスをするにしても、組織に属して企業人として仕事をするにしても、『簿記』をベースにした数値で判断することが必要不可欠です。

会社は営利を目的とした法人が、法人全体に占める割合として多いです。「営利を目的とする」とは、「利益をあげることを目的として商売を営む」ことを言います。

公益法人やNPO法人などは、公共性が高く営利を目的とした法人ではありません。しかし、普通の会社は利益をあげなければ倒産してしまいます。これは、会計・税務・法律などの事務所も同じです。

したがって、社会で活躍するためには「利益を生むことができる人」「売上をアップさせることができる人」「コストカットができる人」「事務処理能力が優れている人」のいずれかになる必要があります。

要するに「役に立つ人」になる人が重宝されます。

簿記を習得すれば、「過去数値を分析すること」「現状を数値で把握すること」「将来の利益を予測すること」ができるようになります。その結果、有用な人物とみなされ、将来のキャリアを描きやすくなります。

以上より、キャリア形成のためには『簿記』を習得することが欠かせないのです。

簿記の使い方

では、簿記はどのような場面(シーン)で使われるでしょうか?

簿記の使い方は3つあります。

個人でビジネスをする際の簿記の使い方

個人でビジネスを立ち上げることを想定している場合は、個人事業主から開始して法人成りするステップを踏むことがほとんどでしょう。いずれにしても、自分の裁量で経営の良し悪しが決まります。

このとき必要なことは、経営者としての資質です。資質というと先天的に備わっているものという感じを受けるでしょう。

しかし、計数管理については正しく簿記を学習すれば身につきます。つまり、後天的につく資質もあるのです。

その際に有用なツールが『簿記』です。

組織に属して企業人として仕事をする際の簿記の使い方

「組織に属している=会社に所属している」社員の場合、日商簿記検定資格の活かし方は3つあります。

1.資格手当をもらえる

会社の規程にもよりますが、日商簿記検定の資格を資格手当の項目の一つに入れている会社が多いです。

特に、1級と2級は対象に入っていると考えてよいです。なぜなら、「簿記の知識が仕事に直接・間接的に役に立つ」うえに、「簿記検定が世間一般に知られている経理系の有名な資格」だからです。

具体的には、簿記2級資格を保有することで月2千円の資格手当を支給されるとします。その場合、20年勤務しているとすると次のように計算できます。

2千円×12ヶ月×20年=48万円

つまり、簿記検定2級を保有していれば、20年会社にいるだけで50万円近く給与手当を受領できるのです。

資格取得で手当が増えるため、実際の実入り(収入)が増えます。

2.経理部門でのプロとみなされる

日商簿記検定1級を取得すれば、経理部門での専門家とみなされます。

日商簿記検定2級であっても、仕事をする上での理論的知識は十分についています。

他部門からプロと見られるため、責任は重くなりますが信用力が上がります。数値部分で他部門から質問されたり、依頼されたりすることが増え、回りから見る目も好転します。

その結果、昇進にも関係してきます。同じ程度の評価であれば、資格を持っている人のほうが昇進もしやすく、力が発揮しやすくなるでしょう。

3.経理部門以外の職種での簿記資格の活かし方

日商簿記検定資格は、経理部門以外でも次のように役立ちます。

【経理部門以外の部署】

所属部署 簿記の役立ち
購買部門 部品や商品などを購入するときに仕入の仕訳が行えます。その結果「どの会社から」「いくら仕入れているか」がわかります。

買掛金元帳で購買先の管理ができ、購買先からの今月の支払予定額の問い合わせにもこたえることができます。また、仕入先とのネゴ交渉のときにも有用です。

販売部門

売上の仕訳が分かり「戻り品」「キャンセル品」「値引交渉」時に売上に与える影響額がわかります。

また、売上後に得意先の売掛金元帳を管理することで入金時期がわかり、お客様の問い合わせにも対応ができます。

開発部門 開発コストにかける金額の目安がわかるようになります。開発費と売上の比率を決める際の意思決定にも参加できますし、同業他社との開発費の比較などもできるようになります。
製造部門 自分で製造した製品がいくらで販売されて利益がどのくらいあがるがわかるようになります。

さらに続けて簿記2級まで学習すれば、簡単な原価計算の仕組みがわかるため生産の効率性やコスト意識を持つこともできます。

以上のように、簿記は仕事をする上でのすべての部門での基礎になります。

その他の場合の簿記の使い方(役立ち方)

家計簿をつけたり、プライベートな計画をたてるときに役立ちます。ご自分のお金の使い道にも役に立ちます。以下、個人に役立つ場面を挙げておきます。

・主婦の力強い見方になる

・商業高校生の大学推薦にポイント加算される

・中学生で取得すれば目立つ、お金の教育にもなる

簿記検定資格を取得する

簿記検定資格でメジャーなものは、日商簿記検定です。

3級➡2級の順に取っていきましょう。

3級取得には、簿記通信講座が最適です。

2級取得には、効率よく取得するなら3級同様に通信講座、取得後にさらに上の資格を目指すなら簿記専門学校通学がよいでしょう。

いずれにしても、簿記専門学校の資料を無料で取り寄せて計画をたててみましょう。

簿記習得後にするべきこと

簿記検定資格取得でビジネスのベースができた後にすべきことは、社会で働いて実践の場で使うことです。

社会で働きはじめてからキャリアアップしていくためには、一般的には次の2つの道があります。

1.さらに上位の資格を目指す道

日商簿記検定3級➡2級➡1級と簿記検定資格を段階を踏んで取得した後、さらに上位の資格を目指すことで『プロフェッショナル』になっていきます。

あなたの興味 目指す上位資格
税務 税理士
会計 公認会計士
米国で仕事がしたい USCPA(米国公認会計士)

専門家になる、つまりその道のプロになるということです。

・自分でビジネスを行う場合=士業
・組織に帰属する場合=スペシャリスト

2.畑の違う資格をダブル・トリプルで取得する道

日商簿記検定3級➡2級(➡1級)と簿記検定資格を取得した後、畑の違う資格をダブル・トリプルで取得することをおすすめします。

資格を複数取得する場合は、簿記資格は日商簿記検定2級まで取得していれば合格点がつきます。

【複数資格の活かし方】

・自分でビジネスを行う場合=士業

計数管理ができる簿記知識のほかに複数の資格を取得することで、「自分の仕事の幅を広げて」「各分野のフィールドで活躍できる」可能性が高くなります。

①日商簿記検定2級+行政書士

②日商簿記検定2級+ファイナンシャルプランナー

③日商簿記検定2級+社会保険労務士

④日商簿記検定2級+中小企業診断士

⑤日商簿記検定2級+不動産鑑定士

などです。

・組織に帰属する場合=ゼネラリスト

ゼネラリストとは、会社組織の各部門を理解して全体がうまく回っていくように全般的に管理していく立場のことをいいます。視点が増えることで違った角度で物事を見ることが出来るようになり、人間としての幅が広がり、ダイナミックな仕事ができるようになります。

視点が増えることで違った角度で物事を見ることが出来るようになり、人間としての幅が広がり、ダイナミックな仕事ができるようになります。

【簿記資格を起点としたキャリアのまとめ表】

資格 個人事業 組織
1つ 士業 スペシャリスト
複数 士業(まとめ役) ゼネラリスト

このように簿記を起点にして、自分の目指すキャリアを描くことができます。

参考になりますが、私は最後のゼネラリストを目指しました。

【具体的プロセス】

ⅰ)プロになる

ⅱ)その道の専門性を身につける

ⅲ)実務を積む

ⅳ)組織を学ぶ

ⅴ)全体をコントロールする

ⅵ)組織のパフォーマンスをあげる

ⅶ)結果を出す

【ゼネラリストを選択した理由】

個人で行うビジネスでは限界がありダイナミックな活動ができないため、組織を動かすことでより大きな成果をあげたいという意識があったからです。

まとめ

以上、簿記がキャリア形成に重要なファクターになることを記してきました。ファクターとは「要因」とか「要素」の意味です。つまり、キャリアアップに成功する重要な要因の一つのツールが『簿記』ということです。

仕事で成功するためには、「簿記検定3級➡2級」の順序で取得していくべきです。

会計系のスペシャリストなら、「日商簿記検定3級➡2級➡1級➡税理士か公認会計士」試験に合格するように勉強してください。USCPA(米国公認会計士)もよいでしょう。

会計系以外の資格もあわせ持って広く活躍したいと思うなら、「日商簿記検定3級➡2級➡その他の資格」試験に合格するように勉強してください。その他の資格試験には、行政書士・ファイナンシャルプランナー・社労士・中小企業診断士などがあります。

会社組織に帰属してゼネラリストを目指している場合は、「日商簿記検定3級➡2級資格」試験に合格するように勉強してください。

いかがでしょうか?あなたの思い描くキャリアパスはあるでしょうか?

本ページでぴったりとあてはまるなら、日商簿記検定3級から取得していきましょう。

そうすることで、道が開けます。

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